子供が小学生になると、送り迎えやお弁当がなくなります。手が離れて少し寂しい…と思いきや、宿題という大きな課題が増えるんですよね。
私の子供はまだ小さいのですが、小学生の子供を持つ友達の話によると、毎日のように宿題をみるのが本当に大変とのこと…。
特に低学年の子の場合は、自分の部屋で1人で宿題をやるというのは難しいですよね。
そこで、リビングで一緒にやろうとしても、テレビやゲームに気を取られてなかなか集中してくれない…そんな悩みはありませんか?
高学年になってから困ることがないように、今のうちから自ら進んで勉強する習慣をつけておきたいですよね。
そこで今回は、友達の経験談を元に、リビング学習に最適なお部屋のレイアウトをご紹介します。
毎日の宿題に頭を悩ませているママへ、少しでも力になれたら嬉しいです。
リビング学習の大敵はテレビ!集中して勉強できるレイアウト例
テレビは、多くの家庭のリビングに置いてあると思います。宿題をするときだけ片付けたいと思っても、それは現実的ではありませんよね。
ゲームやおもちゃは片付けられるけど、テレビはずっと同じ場所にあります。子供がテレビに気を引かれてしまうのは仕方のないこと。
では、どうしたらテレビに気を引かれずに、宿題に集中できるのでしょう…?
リビング学習用の机を配置するときの大きなポイントは2つです。
背後に人の気配を感じないこと
部屋にいる人の様子が見えるのはOKですが、背後に気配を感じるのはNG。
背後から物音が聞こえたら、振り向いて何の音だったのか確認したくなりますよね。後ろから情報が入ると、気になってしまい集中力が保てないのです。
部屋の出口が見えること
ドアの開け閉め、人の出入りは気になるもの。ドアの音が聞こえたら、一度振り向くことになってしまいます。
ドアが見える場所にあるのが理想ですが、難しい場合は、ドアを開けっ放しにして音が出ないようにするのも一つの手です。
この2つ以外にも、
- 電源が多く設置されていること
- 左側に窓があること(右利きの場合)
- 収納が多いことなど
理想のリビング学習スペースを作るには、細かなポイントがたくさんあります。でも、集中力の維持に焦点を当てると、この2つが大事になってきます。
上記のポイントを踏まえて、【1】【2】のレイアウト例を見比べてみましょう。
1番のように、壁に机をつけて、壁に向かって勉強する配置。
省スペースで見た目もスッキリしているので、取り入れられやすいのではないかと思います。でも、矢印で示した通り、背後や人の出入りが気になって、集中力が続かなくなってしまいます。
また、この配置でありがちな悩みは、机の上が物置化してしまうこと。人の動線上にあり、食事の時には邪魔にならないので、つい物を置いてしまいがちになります。
そうなると、学習スペースではなく、物置スペースとして活用されることになってしまい、リビング学習が定着しません。
2番は、テレビやソファに近づいていますが、背後が壁で、人の出入りが見やすい配置です。
2つのポイントをしっかり抑えていますね。机だけだと見渡しがよくなり、机に本棚などを設置すれば、ほどよく仕切りができて個室感も作れます。
背後に収納棚を設置すれば、教材などもまとめて置くことが出来るので、さらに勉強しやすいスペースになり、リビング学習が定着しやすくなります。
コンセントの数を増やすことはできなくても、たこ足コンセントを追加して電源を増やせば、パソコンや携帯の充電、照明の設置もできるので、年齢が上がってからも活用しやすくなりますよ。
あらかじめ、スタディスペースや家事スペースがある部屋だと、もっと理想的な配置ができるかもしれません。
でも、特別なスペースがない部屋も、工夫次第で理想に近づくことができますよ!
リビング学習で選ばれている机5選!食事テーブルとは別が鉄則
リビングで集中して勉強するには、学習机を設置することが鉄則です。
食事テーブルと一緒だと、親が宿題をみるには楽なのですが(家事導線やスペース的に)、子供が集中力を維持するのが難しく、リビング学習が定着しません。
そこで、リビング学習におすすめの机をご紹介します。お家のリビングにピッタリなものを見つけて、子供が集中して勉強できる環境を整えましょう。
ACTUS KIDS COLLECTION vario
(出典:https://www.actus-interior.com/actuskids/collection/vario.html)
カリモク家具 ボナ シェルタ
(出典:https://www.karimoku.co.jp/gakusyu/buona_scelta/bu_desk.html)
ニトリ 天板昇降デスク(メルシーMBR)
(出典:https://www.nitori-net.jp/ec/product/6541670-6710012/)
無印良品 オーク無垢材デスク(引出・足元棚付)
(出典:https://www.muji.net/store/cmdty/detail/4550182009354)
ベルメゾン タモ材の学習机
ほどよい仕切り、組み合わせ自由、コンパクトなサイズ感(奥行50〜60cm)が、リビング学習の机として選ばれています。
いかにも学習机というものではなく、大人でも使えるようなものが人気です。幅や奥行きなどのサイズが合えば、学習用として売られていないテーブルを学習机にしてしまうのもあり。
むしろその方が、学習机の括りで探すよりも選択肢が広がるので、より良いものが見つかるかもしれません。
まとめ
先ほどご紹介したレイアウト例は、友達のリビングのBefore→Afterです。子供はまだ低学年。
配置を換えるまでは、自ら宿題をすることは少なく、宿題を始めても、つきっきりで見ていないと、すぐに違うことをしていたようで…。でも、配置を換えたら「秘密基地みたい!」と大喜び。
個室感が気に入ったのか、自ら進んで机に向かうようになったそうです。友達は、まずそのことに感動していました。低学年のうちは、自ら机に向かうという習慣をつけることが大事なんだと思います。
1人で宿題ができるようになるのは、それからですよね。私も子供が小学生になる頃には、この配置を参考に、リビングを見直して学習スペースを作りたいと思っています。