穏やかな春が過ぎ、今年もクールビズの季節がやって来ましたね。ジャケットを脱いでいても、ピシッとアイロンがけされたワイシャツはキレイに決まっているだけで仕事出来る感アップ!とっても素敵ですよね。
その反面、この時期はジャケットで隠せない分、しっかりとアイロンがけをしなくてはいけません。
しかし、アイロンがけは主婦の嫌われ家事NO、1に輝くほど、世の中の主婦が面倒だと感じている作業なのを知っていますか?
私はハンカチのアイロンをかけるのは好きなのですが、ワイシャツとなるとついつい後回しにしてしまうくらいイヤなので、その気持ちすっごくわかります。
でもめんどうだからと言って毎回クリーニングに出していたらお金は掛かるし、出してから受け取りに行く時間も確保しなくちゃいけない…
この手間や時間を考えると、自宅でアイロンをかけたほうが何倍も早く終わるんですよね…
「もう少しアイロンがけが楽になったら良いのに」「キレイにアイロンをかけるコツはあるのかな?」と思っているあなた!
ワイシャツのアイロンを楽にキレイにかけられる方法を知らないと、いつまで経っても面倒な家事のまま!損をしちゃいますよ!
この記事を読めば、ワイシャツに適したアイロンの温度やキレイに仕上げる順番と、アイロンがけの時短に繫がるとっておきのワザが分かります。
私もこの方法を知ってからはワイシャツのアイロンが苦じゃないし、今までよりキレイに仕上がるようになったんです。ぜひ参考にしてくださいね。
アイロン温度やスチーム設定、かける場所の順番を簡単解説!
せっかく頑張ってアイロンをかけるなら今まで以上にキレイに仕上げたいですよね?
アイロンがけに慣れていない人にも分かりやすく、設定やかける順番をご紹介しますね。
ワイシャツにアイロンをかける時の温度は?
生地が綿や麻の場合は高温。綿・ナイロン・カシミヤ・ポリエステルは中温が基本となります。
ワイシャツは綿・麻・ポリエステルがほとんどですが、念の為ワイシャツの内側にある取り扱い表示を確認してから中〜高温がおすすめです。
アイロン前の大事なひと手間とは?
ワイシャツのシワをキレイに伸ばすには、霧吹きやスプレーでワイシャツを適度に濡らしておくこと。
アイロンによってはスチーム機能が備わっていますが、霧吹きと比べると水のつぶが小さいので、水分がとどまらず効果がありません。
ビショビショにはしなくても良いですが、触って明らかに湿っていると分かる程度の水分を含ませましょう。
麻のワイシャツは十分に水分が含まれているとシワが伸びやすくなります。
アイロンをかける順番&やり方をご紹介
1、襟
ワイシャツの襟と袖口はピシッと決まっているとより印象が良く見えるので、他の部分より厚い生地である分、裏表の両方からアイロンを使って仕上げましょう。
まず、生地を伸ばしながら襟の裏にアイロンをかけます。裏が終わったら表も同じようにかけ、襟を折り目に合わせて折りたたみ、外から中にアイロンをかければ襟は完了です。
2、袖口
袖口のボタンを外し、空いている手で生地を伸ばしながら袖口の裏を、外側から内側に向かってアイロンを滑らせていきます。
裏が終わったら表をシワが出来ないように慎重にかけてくださいね。
次に袖口をボタンを止めた状態で折り目を整え、押さえながらゆっくりアイロンをかけます。
3、肩から袖
肩周辺にアイロンをかける時は、先に襟の部分を立てておくとやりやすくキレイに仕上がります。
アイロン台の先の部分に肩の面をセットし、前後半分に分けてかけましょう。
袖は縫い目を押さえながら上に向かって生地を伸ばし、細かいシワがある箇所は手で押さえながらゆっくりアイロン使っていきましょう。
袖と肩の縫い目は下から上に向かってアイロンをかけましょう。それ以外は、脇の縫い目に沿って袖から内側に向かってかけてくださいね。
4、前身ごろ(ボタンあり)
ボタンありの前身ごろにアイロンをかけます。ワイシャツ脇の縫い目をアイロン台の端に合わせ、首から下に向かって全体をかけていきます。
ボタン周りはアイロンの先端を使って、内側から外側に向かってかけていきましょう。
後ろ身ごろ
後ろ身ごろは手で全体のシワを伸ばしつつ、左右半分ずつに分けてアイロンの広い面を十分に使ってかけていきます。
背中のタック部分はきっちり線が入っていても途中まででも大丈夫なので、自分に合った方で仕上げましょう。
前身ごろ(ボタンなし)
最後はボタンホールのある前身ごろです。下から首に向かってかけ、外側からボタンホールへかけていけば完成です。
注意点3つ
- アイロンをかける時はシワを伸ばすようにまっすぐ動かすのがキレイに仕上がるコツ。
ジグザグしたり、くねくねかけてしまうと生地が寄ってシワが出来やすくなるので、必ずまっすぐかけましょう。 - アイロンの先を軽く浮かせるようにして、後ろの大きい面でシワを伸ばすようにかけましょう。逆に先端に力を入れてアイロンをかけるとシワが出来てしまうので注意が必要です。
- 「やっとアイロンがけ出来たー!」と思っても、すぐにワイシャツを片付けてはいけません。
まだアイロンがけした時の熱と湿度がある状態なので、このタイミングで片付けるとちょっとした事でもシワが出来やすく、今までのアイロンがけの苦労が水の泡になってしまいます。
なのでアイロンがけが完了しても、一度冷ましてから収納しましょう。
共働き主婦感涙!先輩主婦に聞いたアイロンがけを楽にする技
面倒なアイロンがけは洗濯前からの行動が肝心!共働きでも苦にならない、嬉しい楽ワザをご紹介します。
洗濯ネットに入れる
ワイシャツの第一ボタンを閉め、軽く畳んでから洗濯ネットに入れて洗うとシワが出来にくく、他の衣類と絡みません。
汚れがある時は、その部分を外側にして洗い落とせるようにしましょう。
脱水は短時間
脱水はしっかりやった方が早く乾きますが、ワイシャツの場合は脱水の時間が長ければ長いほどシワになってしまうので、短時間で済ませましょう。
ワイシャツだけで考えると、3分程度で終わらせるのが理想的です。
すぐ干す!
洗濯が終わったら、即干す!ワイシャツは時間が経つに連れてどんどんシワが定着してしまうので、シワが発生する前に干すだけでもアイロンがけが楽になりますよ。
厚めハンガー&シワ伸ばし
洗濯で出来てしまったシワはそのまま乾いてしまう前に、タテ・ヨコ斜めに生地を伸ばして、しっかり手で引っ張りましょう。
また、ワイシャツをハンガーにかけた状態で肩の部分を持ったまま、大きく5回ほどバタバタと大きく振るだけでもシワが取れますよ。
また、ワイヤーハンガーは細いので形が崩れやすく、シワが出来やすいです。キレイに干したい時は、ズレにくくて厚みのあるハンガーを使いましょう。この時肩の縫い目をきちんと合わせてくださいね。
干す時にシワを見つけたら、手でワイシャツをはさみながらパンパンと叩けば取れやすくなりますよ。
まとめ
いかがでしたか?ワイシャツのアイロンがけをイメージすると「面倒くさそう」「難しそう」と思ってしまいますが、シワ伸ばしのポイントやかける順番を守っていれば敬遠しがちだった嫌われ家事も簡単に出来るようになりますね。
ワイシャツがピシッと決まるようになれば、もう家事では怖いものナシ!ぜひあなたもこれを参考にして、アイロンがけが得意家事になると良いですね。