山が綺麗に色づいてきましたね。こう眺めが良いと自然の景色や空気に癒されに、今年は登山に挑戦してみようかなと意欲が湧いてきませんか?
でも、初めての登山って何を準備したらいいのか、よく分からないし、服装なんかも初心者を困らせますよね。
私も初めて登山に誘われた時、「アウトドア用品は値段も高いし、手持ちのジャージやスニーカーで行こうかな?」と悩みました。
登り始めてからでは、取りに戻れないからこそ、しっかり準備して行きたいですよね。
この記事では、私の初めての登山の経験で得た、初心者だからこそ、身に付けて良かったと思える服装、あったら良かったと思えたグッズについてまとめました。ぜひ参考になさってくださいね。
登山の服装で初心者がやりがちな失敗や気を付けることとは?
天候・気温の違いを意識していない
「山の天気は変わりやすい」って、なんとなく聞いたことはありませんか?
本当にそのとおりで、山の天気は変わりやすく、頂上に近付けば近付くほど、気温も下がっていきます。
登山開始のスタート地点では、温かくて気持ちの良い青空だったとしても、途中で雨にあったり、強い日照りにあったりと、忙しく天気が変わっていくことが多いです。
なかでも気を付けたいのが「冷え」身体の冷えはかなり体力を消耗します。天候の変化に対応できる、脱ぎ着しやすい服装だと、体温調整もうまくできますので安心です。
節約思考になりがち
新しい趣味を始めるときって結構出費がかさみますよね。お金をかけずに、今後続けられそうか判断してから、良い物を買い揃えていきたいと思うところです。
しかし、登山に関しては最初に多少の費用がかかっても、機能重視で選ぶことをおすすめします。
なぜなら、登山の服装って、ただのおしゃれではなく、身を守る安全対策にもつながるからです。
これは私の失敗談なんですが、初めての登山の時に、知り合いの方に中古の登山靴をいただいたんです。
「何年か前に買ったけど、一回しか履いてなくて…」という話で、見た目もほぼ新品だったのですが、その靴が下山中に底がはがれてしまったんです。
応急処置をして、なんとか無事に下山できたものの、やっぱり自分に合った靴を用意するべきだったと思いました。
まだ山歩きに慣れていない初心者だからこそ、服装には人一倍、気を付けたいですね。次の章では、登山の服装で基本のポイントをおさえた定番スタイルをご紹介していきます。
登山の服装で初心者だからこそ知りたい!定番の服装はどんなの?
山での服装は重ね着が基本
山では天気が変わりやすく、気温の変化にも対応できるように、脱ぎ着しやすい重ね着(レイヤリング)スタイルが基本です。
肌に近い順番に、
- ベースレイヤー(肌着、Tシャツ、タイツ、靴下)
- ミドルレイヤー(山シャツ/フリース/ウールのセーター、長ズボン)
- アウターレイヤー(上下のレインウェア)
と重ね着し、こまめに脱ぎ着しながら、体温調整を行いましょう。
それぞれに役割があって、ベースレイヤーは汗を吸収させるため、ミドルレイヤーは保温のため、アウターレイヤーは雨や風から身を守るためと、どれもとても大切なので、しっかりと準備しておくことをおすすめします。
素材は速乾性に優れた化繊を選ぶ
ベース、ミドル、アウター、全てに共通して言えるのは、素材は化繊を選ぶことです。汗を吸収しやすく、速乾性に優れた化繊を選ぶことで、汗冷え防止につながります。
綿混率の高いTシャツや靴下、ボトムスなどは、一旦水にぬれると乾きにくく、硬くなったり、重くなったりするので避けましょう。
また、レインウェアは防水機能がしっかりと施されているものを選びましょう。
私は手持ちの年季の入った雨具に、防水スプレーをかけていったのですが、途中で水が浸み込んできてしまい、結局次の登山でレインウェアを新調しました。
靴選びはこだわって
靴は本当に重要です!足のトラブルは登山中に一番避けたいものです。途中でけがをしてしまっても、歩けるようであれば、自分の足で下山しなければなりません。
山道は岩場があったり、ぬかるんでいる部分があったりと、基本歩きにくい道が続きます。
初心者は山道の歩き方も慣れていないため、捻挫などにも注意したいですよね。是非、足首までサポートしてくれる、ハイカットの登山靴を用意しましょう。
お店でしっかりと試着して、あなたに合った靴を選んでください。アウトドア用品店の店員さんは、山にも詳しいので、登る山などを伝えておくと、標高や地形に合った良い靴を紹介してくれますよ。
小物は紫外線対策とけが予防になる
意外と忘れがちなのが、帽子やグローブ(手袋)などの小物類。これがあるのと、ないのとでは大きな違いなんです。
帽子は紫外線対策にもなるし、雨や寒さから頭を守ってくれます。キャップやニット帽など色々な種類がありますが、防水仕様のハットがおすすめです。
雨が降っても、顔周りがぬれず、わずらわしさがありません。
グローブは転倒した時や岩場を登る時、木々が生い茂っている道では、枝などから身を守り、大きなけがを予防できます。
肌の露出部分を極力少なくすることで、虫や蛇、毒草などからも守ってくれますよ。
まとめ
登山の服装って、ただのおしゃれではなく、安全対策の意味合いが強いんですね。
初心者は思わぬトラブルが起こりやすいと思うので、是非しっかりと準備して、初めての登山を楽しい思い出にしてください。
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